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枚方 M邸リフォーム
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枚方でも現在進行中の和歌山でのリフォームと同規模の現場が着工しました。
床面積では同規模ですがこちらは総2階での面積なのと半地下駐車場付の造成地でその屋外階段部分で階段全体がズレてしまってる程の老朽化が出ていたため外構にも予算がかかる状態です。
基本方針は耐震性能は現状法規に対応したレベルまで性能アップ、断熱性能は省エネ4レベル、間取りは既存柱梁をほぼ動かさない、外装は屋根を瓦から金属板吹きで建物重量の軽減を兼ね、壁に関しては全体予算との兼ね合いで玄関廻りを除き塗り替えにて対応としました。
内部プランはあまり現況と大きくは変更せずに2階にて減床して吹き抜けにて抜けをつくって、上下空間を使って閉じていた空間を繋ぐことを意識しています。
和歌山ではすぱっと平面的な広がり。枚方では立体的な広がり。と、リフォームならではの既存条件による違いが分かりやすく出てる形になる気がします。

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ちょっとリフォームに関わることが増えたのもあり、色々気になる事例のひとつでUR賃貸でのプチDIY物件。モデルルーム見学にUR森ノ宮にいってきました。
URはお堅いイメージだったのですがグッドデザインにて特別賞も受けた観月橋団地に続き無印良品とのコラボでのリノベーションももうすぐ入居募集が始まるなど色々と新しい方向に意欲的だったりして驚きです。
それに期待も膨らんで行ったのもあって、プチDIY物件に関しては少し残念な部分が多かったです。
基本的な水廻りが変更NGなのに(リフォームされてるようですが)機能が…浴槽の掃除不可能な隙間だらけ、洗濯機排水、キッチン給湯なし、キッチン換気扇がない(新設しても排気ルートも確保できない)は厳し過ぎる気がします。もうひとつ「プチ」のつかないDIY物件というのもUR賃貸の中であるようですが、対応してる間取りがどれも広めなタイプばかり。プチの物件でDIY条件になればもっと需要にマッチする気がするんですが難しいのでしょうか。
ともあれ、UR賃貸が方向性として色々なタイプのリノベプロジェクトを実行してることでのその他の賃貸物件への影響力は良い方向に動いていくんじゃないかなと思います。
by coil_matumura | 2013-02-07 12:29 | 建築
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